お口のこと、
こんな風に考えていませんか?

- 「歯が痛くなければ、
歯医者には行かなくて大丈夫」 - 「毎日歯磨きしているから、むし歯はないはず」
- 「むし歯になったら、治せば問題ない」
- 「治療したばかりなので、
歯医者に行く必要はない」
あなたと家族の歯を守るため、お口の健康について知識を持っておきましょう。

歯を失う原因のほとんどは
「むし歯」と「歯周病」です

「歳を取れば、歯が抜けるのは当然」そう思ってはいませんか?
実は、加齢で歯が抜けることはありません。
歯が抜けて入れ歯を使っている方の7割以上は、加齢が原因ではなく「むし歯や歯周病などの病気」から、歯を失っています。
つまり、むし歯や歯周病さえしっかり予防していれば、生涯にわたりご自身の歯で過ごすことができるのです。
予防とは?

むし歯や歯周病から歯を守るための取り組みを、「予防ケア」といいます。
「歯医者は歯が痛くなったら行くところ」というのは昔の話。それでは、人生100年時代に大切な歯を守ることができません。生涯にわたりご自分の歯で食事を楽しむには、「歯を治療する」から「予防する」への意識改革が必要です。
効果的な予防ケアの秘訣は、「毎日のセルフケア」と「定期的な歯科医院でのプロケア」の両方を欠かさないこと。どちらか一方では成り立たないため、歯科医院とタッグを組んで、あなたの大切な歯を守っていきましょう!
- 入れ歯は「最終手段」です
-
「歯を失ったら、入れ歯にすればいい」と思っていませんか?
残念ながら、入れ歯を入れればお口の機能が元通りになるというわけにはいきません。
さまざまな優れた歯科治療がありますが、ご自身の歯以上に快適に使えるものはないのです。
入れ歯を使っている方からは、
「硬いものが噛みにくい」
「ズレやすい、痛い」
「調整が大変」
「見た目が気になって、思いきり笑えない」
「食事の楽しみが減った」
などのお悩みをお聞きします。
入れ歯はあくまでも「最終手段」と考え、ご自身の歯を守ることを第一に考えましょう。
お口の細菌と全身の健康

お口の健康と全身の健康は、深く関わっています。
むし歯や歯周病の原因となる細菌は、肺に入れば誤嚥性肺炎を引き起こします。また近年の研究では、傷ついた歯ぐきから血管に入り込んだ歯周病菌が、全身をめぐって脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、認知症、早産などの全身疾患を引き起こす可能性があることもわかってきました。
大切な「命」を守るためにも、お口の健康管理は欠かせないのです。
当院の予防ケア

むし歯や歯周病は、初期のうちは自覚症状がほとんどなく、気づいたときには重症化していることが多い厄介な病気です。
そのため、定期検診を習慣化することが大切です。早期発見、早期治療ができれば、患者さんの身体的・経済的な負担も軽くて済みます。
当院では歯の検査と同時にクリーニングも行い、歯をしっかり守っていきます。
歯科医院で行うプロケア
-
- 01口腔内診査
- 口腔内の写真やレントゲンを撮影し、患者さんにご自分のお口の中の状態を知っていただきます。
-
- 02歯磨き指導
- 定期検診ももちろん大切ですが、毎日行うセルフケアがきちんとできているかも重要です。
歯磨きは、「患者さん自身でできる一番身近で大切な治療」です!
当院ではお一人お一人のお口の状態に合わせて、歯科衛生士が効果的な歯磨き法やケア用品の使い方をアドバイスしています。
-
- 03PMTC
- PMTCとはプロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略で、専用器具や薬剤を使用して行うお口のクリーニングです。
歯垢・歯石だけでなく、むし歯菌や歯周病菌の温床であるバイオフィルム、茶渋やヤニなどの色素沈着など、ご自分では落とすのが難しい汚れをすっきり除去することができます。
-
- 04唾液検査でむし歯のリスクを検査
- 唾液検査によって、お口の中の細菌の種類や数、唾液の質と量などがわかります。
その結果をもとに「むし歯リスク」を数値化し、科学的な根拠に基づいて予防プログラムを立てるため、お一人お一人に適した効果的なケアを行うことができます。
自由診療 2,000円(税別)
歯周病は定期検診が何より大切!
日本人の8割がかかっているといわれる歯周病は、知らないうちに進行していることも多いため、歯科医院での定期検診とクリーニングが何より大切です。
すでに治療を受けている人も、歯周病の治療成果を継続させるためには、定期的に原因となるプラークと歯根の沈着物を除去し、その状態を維持し続けることが欠かせません。
当院では定期検診の時に、歯周検査とスケーリングを行っております。
-
- 01歯周検査
- 代表的な検査は、プローブという先端に目盛りがついた器具で歯周ポケットの深さを測定し、深さによって歯周病の進行度を見る検査です。
この検査を行うと炎症のある部分からは出血があるため、出血の有無もチェックします。
また、レントゲンで、歯の減り具合や、歯石や汚れの状態を撮影する検査も行います。
-
- 02スケーリング
- 丁寧に歯を磨いている方でも、約40%の磨き残しがあるといわれています。磨き残した歯垢が固まり、カチカチの歯石になってしまうと、もうご自分では落とせません。
そのため歯科医院で定期的に歯石を除去する必要があります。歯科医院では超音波スケーラーと呼ばれる専用機器を使って、歯の表面のプラークや、歯石を除去していきます。
-
- 03SRP
- SRPとは「スケーリング・ルートプレーニング」の略で、歯の表面の歯石の除去(スケーリング)と、歯周ポケット内部の歯石や、歯根表面の汚れを除去して滑らかにする(プレーニング)一連の処置のことです。SRPをすることにより、歯周ポケット内部が清潔になり、歯根の表面が滑らかになるため、歯周病の改善に繋がります。
-
- 04歯周外科治療
- スケーリングやSRPでプラークコントロールをしてもなかなか改善しない場合は、歯周外科治療(フラップ手術)で治療していきます。
中度以上の進行した歯周病治療で行うもので、歯ぐきを切開して歯根面に付着している歯石を除去します。
フラップ手術の最大のメリットは、歯ぐきを切開して歯周ポケット深くに付着した歯石や、不良な組織を目視で確認しながら、全て取りきれることです。
-
- 05メンテナンス・定期管理
- 治療がすべて終わったら、その状態をメンテナンスで維持していきます。
そのためには、歯科医院で受けるプロフェッショナルケアと、ご自宅で行うセルフケアの2つを組み合わせて行うことが必要です。
歯周病の予防は、プラークと歯石を除去することです。
完全な除去は難しいですが、極力減らすことで歯周病を防いでいきます。
子どもの予防ケア

子どもの歯は大人よりもむし歯になりやすく、進行が速いためより注意が必要です。
さらに乳歯がむし歯になると、着色や、歯列不正など、永久歯にも悪影響を及ぼすことがありますので、乳幼児から定期検診を受けるようにしましょう。
初めての治療は、痛みや恐怖を感じない「予防治療」を体験させることで、その後も笑顔で通院できるようになります。
当院ではご自分のお口に興味を持ってもらえるように、お口の現状をお子さんにも楽しくお話ししています。
-
- フッ素(フッ化物)について
- フッ素は自然界に存在し、食べ物などにも含まれる栄養素です。
そして「酸で溶けた歯を再生する再石灰化を促す」「むし歯菌を抑制する」「歯質を強くする」効果があり、
むし歯予防に大いに役立ちます。
当院では定期検診で、高濃度のフッ素を塗布しています。ご自宅でも、フッ素配合の歯磨き粉を選ぶなど積極的にフッ素を取り入れましょう。 -
- シーラントについて
- 奥歯は歯ブラシが届きにくく、とくにむし歯になりやすい箇所です。さらに、生えてきたばかりでやわらかいお子さんの歯は、あっという間にむし歯が進行してしまいます。
シーラントは生えてきた奥歯の凸凹を歯科用プラスチックで埋めて、むし歯になる前にフタをしてしまう予防法です。
お母さんの仕上げ磨きも楽になりますので、奥歯が生えはじめたら、早めにシーラントをしておきましょう。


当院では、「患者さんにご自身のお口に興味を持ってもらうこと」が予防の第一歩と考えています。
ご説明の際には、レントゲン写真と口腔内写真を撮って、iPadを使用し目で見てわかりやすくお話しします。治療の際にも随時お口の写真を撮り、経過をしっかりとお見せします。
ご自分のお口を知ることで予防ケアへのモチベーションを上げ、ご家族そろって楽しく継続できるよう、スタッフが全力でサポートいたします。
患者さんのわからないこと、知りたいことにも誠実にお答えしますので、一緒に口腔内ケアをがんばっていきましょう!

デンタルノートお配りしています!
12歳までのお子様に、デンタルノートをお配りしています。
お子さんが今日どんな治療を受けたのか、また日頃のメンテナンスのヒントになるようにご活用いただけます。